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三洋電機の撤退に見られるように、少子高齢化、競争過多による経済成長が見込めない日本の未来の流れの中で、観光以外の雇用は見込めない淡路島の就業、雇用状況は先細りとなってゆく。
現在の出生率から予測される30年後の人口5000万国家となった日本において、びわ湖に匹敵する広大な面積をもつ淡路島に数万人の人々が小さな集落に点在し漁業、農業で生計を立てる関西のへき地の一つとなる。
ネット環境で育った人々が主流を占める未来において、夏の海水浴客もUSJのような都市部のテーマパークに取られてしまい、観光客数も激しく落ち込んでゆく。
識者グループである日本創生会議が発表した少子化による人口減、大都市への人口流入の結果2040年には現自治体の半数にあたる896自治体が消滅するとされており、淡路島もその中に入る可能性は極めて高いといえる。
へき地であるがゆえに、県からの予算配分も得られにくくインフラの整備は益々先細って行く。いわゆる見捨てられた島、土地になってゆく。
兵庫県にとって、姫路城に続き2つめの世界遺産を持つことは大きな観光地位の向上になる。
認知度の高まりに伴い神戸からのバスアクセスを強化し各インフラ会場周辺、および淡路島の神戸市のベッドタウン化の促進。
「国生みの日」を制定することで、当日、および数日全国区レベルのイベントを淡路島で行う。「国生み国際マラソン」(イザナギ神宮をスタートしゆかりの場所をめぐる)「国生み国際音楽祭」(野外音楽会場でジャズ、ロック、コンサートホールでクラシック音楽、内外の一流ミュージシャンを招待する、坂本龍一氏等に依頼して交響詩「国生み」を創ってもらって、その日に演奏する)
野外音楽会場、オペラハウスの建設、びわ湖ホールのような存在価値を持った施設を兵庫県・淡路島につくる。渦潮、国生みに関した観光施設をつくる。
神戸市にとって橋続きの淡路の知名度が上がることはミナト神戸、国生み淡路のセットで観光強化につながる。
海外にも、3000年もさかのぼる日本皇族の原点の神話の土地としてアピールし、京都、奈良、伊勢、淡路を神秘的な日本の観光スポットとし旅行のパッケージとして売り出す。
世界に向けて宗教的な発信(アマテラスの両親イザナギ、イザナミに思いをはせることでの、イスラム、ユダヤ、キリスト教の共通のルーツを認識させ、宗教対立を和らげるメッセージ)
関西にとって皇族の氏神アマテラスの親イザナギをフィーチャーすることで、京都、奈良、伊勢、淡路、を日本皇族ゆかりの地域として、いわゆる畿内地域としての、日本の他地域との違いをアピールすることで、関西のブランド力を高める効果がある。
観光客の増加による淡路島の観光産業の振興、雇用の拡大。それに伴う島民の所得の増加。
渦潮、古事記イザナギという全国区のブランドを前面に打ち出すことによって、地元関西圏を超え、関東、中部、中国、北陸地区からの観光客をひき寄せる。
淡路島に魅力を感じる国内外の人々が淡路島に住居を移す、もしくは別荘、リゾートとしてのステイをすることで、経済的にも、人材的、文化的にも活性化し盛り上がった雰囲気の島になる。
過疎化・疲弊する地域
海峡大橋によるストロー現象で、若い世代の住民は益々便利な神戸、徳島の都市部に生活拠点を移してゆき、それに伴う人口減少により、税収がへり、インフラも不十分となり、さらに過疎化、疲弊するという地域としてマイナスのスパイラルに入ってゆく。